宗派の違い

宗派はどこかと聞かれて、すぐに答えることはできますか?
葬儀社や仏壇店から宗派を聞かれ、慌ててしまう方も少なくありません。法事を営んだり仏壇を購入したりする際は、ご自分の宗派を知る必要があります。この機会に、宗派について理解を深めて頂ければと思います。

自分の宗派を知るには

日本人は多宗教だといわれています。お正月には初詣へ行き、お盆にはお墓参りをし、クリスマスにはプレゼントを交換します。仏教からキリスト教、神道まで様々な宗教を取り入れているのです。これは、他国ではあまり見られない特徴です。普段、宗派を意識することなく暮らしている方が多いのも頷けます。
人生の中で、真剣に宗教と向き合うことになるのは、お葬式や法事のときでしょう。ご自分で葬儀と法事を執り行うためには、宗派を知ることがとても重要になります。
ご自分の宗派を知るには、まず父方の兄弟や親戚に聞くのが近道です。もし聞けない場合であっても、ご自宅に仏壇や位牌があれば、書かれている戒名の文字や梵字によって宗派が判別できる可能性もあります。最近では実家の宗派にこだわらず、ご自分が信じる宗派で決める方も増えています。

日本の代表的な宗派

現在は一寺一宗ですが、奈良時代までは1つの寺に様々な考えの僧侶がいるのが当たり前でした。同じ考えを持つ僧侶たちが1つの集団を作り、その集団は衆と呼ばれていたのです。
平安時代になると、1つの衆だけで1つの寺を使用するようになり、衆よりも派閥(宗派)の存在が大きくなります。よりどころとする経典や考え方の違いによって、様々な宗派が生まれました。
現在日本で信仰されている仏教には13の宗派があります。下記に挙げるのは、日本の代表的な宗派です。

【奈良仏教系】 法相宗、律宗、華厳宗
【密教系】 真言宗、天台宗
【法華系】 日蓮宗
【浄土系】 浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗
【禅系】 臨済宗、曹洞宗、黄檗宗

普段はあまり触れる機会のない宗派ですが、宗派を知ることによって、改めて自分の家系について知るきっかけになるかもしれません。

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