僧侶の服にまつわる話

故人を偲ぶために葬儀を執り行う際には様々な準備が必要になりますが、中には僧侶をお探しの方もいらっしゃることでしょう。僧侶による読経を行うことによって、故人の成仏を願うことができると古くから考えられているため、欠かすことはできません。そんな僧侶の服は一般の人が着用している服とは違った形をしています。こちらでは、僧侶の服についてご紹介致します。

袈裟と法衣の歴史

僧侶が身にまとっている四角形の布を袈裟と言います。現代の日本で僧侶が使用している袈裟は、インドの出家層が身にまとっていた布が発展したものと言われています。道に捨てられていた布を紡ぎ合わせることによって作られていたことから糞掃衣(ふんぞうえ)とも言われていて、現代でもその名残で布を紡ぎ合わせて作られています。

当時のインドの僧侶は一枚の袈裟で生活をしていたそうですが、寒い時期になると一枚の袈裟だけでは寒さに耐える事ができず、下衣を身につけるようになりました。これが後に法衣と呼ばれるようになり、現代の法衣へと発展したのです。

法衣の種類

法衣には正装と略装の2つの種類があります。正装の法衣は手を覆うように袖が大きく、略装は通常の着物と同じくらいの袖の大きさであることが特徴です。また、ひだの数が多い正装に対して、略装はひだが少ないということも違いの一つとして挙げられます。この他にも、黒一色のみの略装に比べ、様々な色があるという点も正装ならではの特徴でしょう。

地位を表す法衣の色

正装用の法衣は僧階によって色が分けられています。中でも、黒色は基本的な色とされていて、僧階に関係なく使用されています。最高位を表す色として緋色が用いられていることが多く、その他の色は宗派によって決められています。

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