願いを叶えるためにお寺や神社へ足を運び、祈願することがありますが、中でも護摩による祈願を行ったことがある方もいらっしゃることでしょう。こちらでは、護摩行の豆知識をご紹介致します。
護摩行を行う意味
護摩行とは、火を焚くことによって様々な神仏を降臨させ、人々の願いを捧げる儀式のことです。護摩木に書かれた願いごとは、心の迷いや煩悩を表しているため、護摩木を燃やすということは心の迷いや煩悩を焼き消すことを意味します。また、護摩木は供物という面も持ちあわせていることから、燃やす際に発生する煙が天上へ届くことで食を頂くことに繋がり、その代わりに福を与えてくれると考えられています。
護摩行の種類
護摩行は火の中に護摩木を投げ入れることによって行われますが、投げ入れる際には様々な儀式を行います。目的によって方法は異なり、以下の4つに分けられます。
息災法
息災法は火災や地震、台風などの自然災害・個人的な苦難・危険といった災いを招かないように行う祈願方法です。災厄削除を目的としています。
増益法
商売繁昌を目的とした増益法は、利益や幸福を求めるための祈願方法です。
降伏法
魔障を取り除くために行われる祈願方法を降伏法と言います。魔物の悪行を止め、障害を取り除く方法とされています。
敬愛法
良縁成就などを願う敬愛法は、和合や親睦をはかることが目的です。
内護摩と外護摩について
護摩行を行う際には、内護摩と外護摩の2つの種類があります。内護摩は心の中で仏様の智火によって煩悩を燃やし、外護摩は実際に護摩壇で護摩を燃やします。一般的に護摩行と言えば、外護摩を指します。
お寺さんjpでは、様々な宗派に合わせてお坊さんをご紹介しております。お坊さんのご紹介だけでなく、護摩祈祷も行っているため、祈願をお考えの際はお気軽にお問い合わせ下さい。東京や神奈川、千葉、埼玉といった地域へお坊さんのご紹介も行っていますので、葬儀や供養などの仏事の際にお坊さんをお探しの際もぜひお寺さんjpへご相談下さい。