実例法話

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実例1  乳ガンの再発による女性のご相談

当時37才になる女性が、実のお姉さんからの紹介で初めて来院されました。
その時のご相談と言いますのは、4年前に患った乳がん摘出手術の術後の
体調問題でありました。手術後4年程経ち、がんの再発も無くこれたので、
手術による皮膚の傷を目立たなくするための美容整形の手術をされて
おりました。
しかし、手術後 がん治療によって体質に支障がでたのか、縫合したはずの
傷口が化膿してしまって、術後経過がうまくいかなかったとのことでした。


結果、その後 傷口の化膿が治るまでの三か月間は痛みもあり、
体調の悪いままの仕事への従事となっていたとのことでした。
そんなことから、お姉さんが心配して当院を紹介されたとのこと。
やっと、傷口の化膿が治まり、再手術の日が決まったので、今回は手術の
安全と術後の縫合が良好に完治するよう、ご祈願に来られました。


その時の運勢鑑定において、私のほうからその方にご指摘させて
頂いたことがありました。
まず、今現在 住んでおられるアパートの運気がとても悪いという事でした。
そのアパートに引っ越してきて、わずか1年後に乳がんを発症した事から
始まり、病気治療によって結婚間際だった彼がいながら、
結婚も先延ばしとなってしまったのでした。
幸い最初の乳がんは初期のものでしたので、がんの摘出手術によって
無事4年が経過しておりました。


そこで、傷口を目立たなくするための美容整形を試みたわけだったのですが、
今度は傷口の縫合の術後トラブルとなりました。
故に、手術の安全祈願はもとより、一度きちんと今住んでいるアパートの
お祓いはするべきですと、進言致しました。
しかし、その時の彼女はアパートのお祓いということには全く関心を
示しませんでした。
私も無理にお祓いすることを押し付けることもできませんので、
言うだけのことは言わせて頂きました。
よって、今回は手術に際しての 安全祈願 並びに 術後平癒 の祈願と
お祓いだけをして、その方は後日 手術に臨まれました。


後日、その方が手術の結果報告とお礼参りにいらっしゃいました。
結果、今回は縫合の術後トラブルもなく、良好に美容整形手術を
終えたとのことでした。


ただ、私としてはやはり その方の住むアパートの悪い運気が気になって
おりましたので、最後にもう一度だけ どこか運気のいいアパートに引っ越す
か、
きちんとお祓いしたほうがいいよと、告げました。
しかしながら、あまり関心ない感じで、考えておきます、とのことでした。


それから半年後、その彼女が再びお姉さんと一緒に当院に来院されたのでした。
話を聞けば、最初の乳がんの切除手術から もう5年も経って、
すっかり完治したと思っていた乳がんが再び再発したとのことでした。
本人もお姉さんも憔悴しきった様子で、すっかり落ち込んでおられたのを
覚えております。

さすがに、以前お話していたアパートの運気が悪いということが今さらながら
気になって、運気のいい所に移り住みたいとのこと。

その後、いくつかの候補の中から、易神にお伺いをたてて、
運気的に問題の無いアパートを選び、入居に際してはきちんとお祓いをして
引越しを致しました。




その方の再発の乳がんは、以前切除した場所と同じということと、
だいぶ大きくなっているとのことから、静岡県立病院でもすぐには
切除手術ができないとのことでした。

また、癌はもう一つの乳房と、さらに首のリンパにも転移しているとのこと。
しばらく後でその方のお姉さんから聞いたのですが、癌レベルで言えば、
レベル3~3.5位の末期癌と言われていたそうです。
手術ができないほど腫瘍が大きかったというのですから、それはそうでしょう。


その後、その方はある意味、命がけで毎月の例祭にお参りを希望され、
毎月 彼女の実のお姉さんと一緒にお参りをされ、
一緒にお祓いを受けられるようになりました。


当院では、癌を患う方に対しては、病気平癒祈願やお祓いはもちろんですが、
その方ご自身の免疫機能を高めるために漢方薬を勧めております。

漢方薬と言っても、その人にはいったいどの生薬が合うのかはさまざまです。

古来の中国では、漢方医は調合した漢方薬がその人の病いに合うか
合わないかは、易占をたてて神様におうかがいをたてておりました。

当院は修験道寺院であるので、古来よりの法流により、時に易占によって
その吉凶を判断致します。



その方の場合、病いは重大な状況でありましたので、
本人もわらにもすがる思いで漢方薬を処方されるようになりました。

当然、病院では抗がん剤による治療となりますが、漢方薬の処方も含め、
毎月のお祓いとを合わせて、病気平癒の為の努力を続けて来られました。

そうして、あれこれ3年が経過しました。当然、体調に波はありましたが、
1年程前 東大病院でセカンドオピニオンを受けられました。
その時、東大病院で言われたことは、‘あなたの今の状況はある意味 
奇跡的ですよ。今かかっている病院での治療が効果があるので、
続けて下さい’とのことでした。


つまり、まぎれもなく癌はあるが、体の免疫機能が癌の転移増殖を
よく抑えているとのことです。

そして、ちょうど3年が経過した 今年の平成22年 1月。
静岡県立病院での精密な再検査の結果、癌が消えている、
との報告を彼女から受けました。

‘本当にうれしい、信じられない’と、大変喜ばれておりましたが、
私自身もとてもうれしく、感動しました。

3年間 例祭へのお参りを姉妹そろって毎月欠かさず、お祓いを受け、
自分の運命を真剣に神様にゆだねて祈っていました。
今は、抗がん剤を飲む必要もなくなっております。


彼女とお姉さんは今も毎月の例祭に仲良くお参りされております。
今は、それまで関わったお医者様や神様に感謝しておられることと思います。




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