ここ最近の統計によりますと、東京近郊では葬儀に際し、
僧侶や宗教者を呼ばない直葬が5割程にも達するといいます。
当初から、お坊さん派遣や僧侶派遣の会社において、お布施の金額を設定することに対して、
一部の僧侶や仏教会からの批判がでております。
ただ、当会 お寺さんjpは、僧侶のみで作っている僧侶協力会でありまして、その設定しているお布施金額に対してはこう考えております。
単にお布施の金額が高い安いとかを論じる前に、既に一般の人は寺院や僧侶、宗教者に対して拒否感を持ちつつあるのが現実です。
それが葬儀に際しても僧侶や宗教者を呼ばない直葬というものが増えている結果だと思います。
なお、諸外国の葬儀に際しては、葬儀全体の平均としてもイギリス12万円、ドイツ20万円、アメリカ44万円です。
また、教会や宗教者へのお礼についても、日本のお布施金額は諸外国の 4~5倍程とも耳にしておりますので、
当会で設定している金額が世界的にも適正な感覚であると考えております。
今現在、菩提寺があって信頼できるご住職様がおられる檀家の方は、その関係を通してご先祖供養や仏教の学びをしていかれたらいいと思います。
ただ、今の檀家制度に疑問をもち、当会のような必要な時に利用できる僧侶派遣のシステムのほうが良い方もおられるでしょう。
現代の多種多様な価値観の中では、葬儀に際しての形はいろいろな選択があってよいと思います。
葬儀費用や僧侶へのお布施金額が高すぎることで、世間一般の方々は日本の仏教は葬式仏教だと揶揄しておられます。
その一番の理由が高額なお布施金額だと思っております。
当会にて協力を頂いている多くの僧侶の方々は、そういった危機感の元、その認識が少しでも改善されることを願っております。
お寺さんjp事務局